第10話 クラフトマン

その日はとても暑かった。

まだ梅雨明けしていないとゆうのに、晴天。そしてこの暑さ。

しかもここは夏はとっても暑く、冬はとおっても寒いといわれているK都だ。

そう、今日のネタ提供はK都の某診療所。

ここでは精神科デイケアとよばれる、いわば在宅精神障害者のためのリハビリテーションを行っている。

駅から徒歩5分。かなりええとこにあるね。

きちんと下見もしておいたので迷子になることはなかった。

その診療所は開院間もない新しいクリニック。

院長先生はとても優しそうなほがらかなおじさんだった。

では、とりあえずデイケアの見学をしてからお話しましょう

ということでデイケアの見学開始。

午前中はクラフトとよばれる作業を予定だったが、みんな拘束されることはなく、好きなように過ごしていた。

何をしたら良いかわからなかった私は患者さんと新聞を読んでいた。

その中の中年位の患者さんがスポーツ欄を見て嬉しそうに言った。

いやぁ、阪神三連勝したねえ。ふおっふおっふおっ

おお、こんなとこに阪神フアンがっ!!!

私も阪神フアンなんですう!一緒ですね。にこにこ

というと、彼はとても嬉しそうに笑い、固い握手?をなぜか交わした

よし、これでなかよしさん捕獲や。(謎)

だいぶ阪神ネタで患者さんと和むことが出来た。

私はクラフトの材料がないので、クラフトをしていない患者さんたちと新聞のクイズ(クロスワード)を本気になって解いた。これがまたおもろいんや。はまったね。

クロスワードも終了し、ほとんどの患者さんたちがクラフトをし始めた頃、一人の青年が私に声をかけてきた。

ねえちゃん、オセロできるか?

彼はオセロや将棋、ゲームに自信を持っていたらしく、こともあろうか私に挑戦してきた。

ま、ルールくらいは知っているので対決することになった。(ちなみに激弱)

途中まではどう考えても彼の圧勝であった。、、、、、、はずだった。

ところが、なぜかいつもは微笑まない勝利の女神がこういう時に限って微笑んだんや。

そう、私が勝ってしまったのである。いつもは絶対勝てへんのに!

彼はとても悔しそうに言った。

ちょお、もう一回しましょうや。

彼はとても悔しそうに言った。

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